当クリニックは、おかげさまで開設17年目を迎え、現在18年目に入りました。この節目にあたり、皆さまにより親しみやすく、わかりやすい情報をお届けするため、ホームページも新たにリニューアルいたしました。
父の故郷であり、私自身が研修医として3年間を過ごした思い出深い秋田の地にて、工藤進英先生のご指導のもと、クリニックを立ち上げたのが始まりでした。研修時代の未熟な私を温かく迎えてくださった多くの患者様方へ、少しでも恩返しができればとの思いを胸に、今日まで診療を続けてまいりました。
現在、大腸がんの罹患率は増加傾向にあり、秋田県のがんによる死亡率は全国第2位という現状があります。
胃がんや大腸がんは、極早期に発見できれば、内視鏡治療によって体に傷をつけることなく完治することが可能です。しかし、早期の段階では自覚症状が出にくいため、人間ドックや健康診断などで積極的に検査を受けていただくことが非常に重要です。
当院では、検査のご負担を少しでも軽減するため、上部内視鏡検査においては鼻から挿入できる鉛筆程度の細さの内視鏡を導入しております。また、検査がつらいと感じられた方には、鎮静剤を使用することで、より苦痛の少ない検査を心がけております。
大腸内視鏡検査では、陥凹型大腸がんの重要性を広く世に知らしめた工藤進英先生にも定期的にご協力いただき、大腸に関する不安やご相談にも丁寧に対応できる体制を整えております。
今後も、地域の皆さまの健康を守るため、消化器がんの予防と早期発見に力を尽くしてまいります。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。