がんの領域や深達度を推定できる拡大内視鏡・超拡大内視鏡Endocyto
100倍の拡大内視鏡と520倍の超拡大内視鏡(Endocyto)の導入により、迅速で精度の高い大腸内視鏡検査が可能に
当院では、最大100倍まで拡大できる拡大内視鏡と、最大520倍まで拡大できるEndocyto(エンドサイト)超拡大内視鏡を導入しています。
特に最大520倍まで拡大できるEndocytoは、一般的には大学病院やがんセンターにしか導入されていない特別な機器で、東北地方では当院のみが導入しています。
こうした最新機器を導入することによって、迅速かつ精度の高い診断が可能になりました。特に大腸内視鏡検査でポリープが見つかった場合、非腫瘍である腺腫(良性腫瘍)と浸潤がん(悪性腫瘍)の鑑別、および浸潤の深達度を判定することが重要ですが、この拡大内視鏡と超拡大内視鏡を用いることで、その場での診断が可能になります。
確定診断はポリープ切除後に組織を病理検査して行いますが、超拡大内視鏡Endocytoは病理診断用の顕微鏡と同じ細胞レベルでの観察が可能であり、病理診断とほぼ同等の精度で診断ができるため、ポリープ切除などの治療方針を即座に決定することが可能です。
AI技術を用いた画像診断支援システムの導入により、より精度の高い大腸内視鏡検査が可能に
当院では、大腸内視鏡検査において、AI技術を用いた画像診断支援システム「EndoBRAIN-Plus」を導入し、浸潤がんの診断をサポートしています。
超拡大内視鏡「Endocyto」で撮影した染色画像をAIで解析することで、非腫瘍、腺腫、浸潤がんの病理結果をリアルタイムに予測し、その信頼度を数値で表示します。
こうした最新機器を導入することによって、迅速かつ更に精度の高い診断が可能になりました。